マンション探し

臨海地区の高級マンション購入は破談。数百万を捨ててしまい、改めてマンション探しが始まりました。

無知で、のほほんと軽い気持ちで探してしまった事を反省して、情報集めをしつつ素人なりにも不動産の最低限の知識を勉強して自分たちのライフスタイルの事やこの先の事のイメージしながら何から考えていくかを整理していくことにしました。
臨海地区の高層マンションで運河を臨み夜景を見ながら生活するようなイメージは本当に正しかったのか?

この2008年はマンションブームもピークを迎え結果的にはほぼ末期。供給過多になりつつある時期でした。実際全戸埋まらないようなマンションも出てきていました。モデルルームでは外装の重厚感や内装も高級感ある重々しさ、ウォークインクローゼットやシューズインクローゼットのスペックも上がり、生活動線を加味したラグジュアリーなイメージが先行するものが多くありました。まんまとそのイメージに飲み込まれ、契約した部屋はバスルームから洗面、WIC、ベッドルームが一気通貫で並ぶ導線の間取りでした。なんかアメリカのドラマにそういう部屋あったなー便利だなーなんて目の前の物だけを見ていた状況でした。

事が進んでいる中、ある問題が起こります。それは当時乗っていたクルマが大きくてマンションの平置きをくじ引きで決めるということがありました。ん?そもそも最初にその件はクリアになっていたんじゃなかったっけ?置けないということがありえるの?と、我に返った瞬間でした。

待てよ、この場所で生活することが本当に正しいのか?今なら手付金だけ捨てれば済む話だぞ…と、考え始めたのです。そんな気持ちで先へ進むことは出来ず、思い切って契約をやめる決断をしました。

というように、まずは自分たちが生活するイメージをしっかり考えることがスタートです。改めてこのことを考えるとやはり活動圏界隈をベースに組み立てていこうということになり、立地を渋谷区、目黒区あたりに絞り込む事にしました。

そして、新築物件の値段がピークになり、なかなかの高額で売り出している中、ここでもうひとつのブームであるヴィンテージマンションブームが始まっていました。中古マンションの値段が上がり始めていたのもあり、手放して新しい所へ移るという状況が増えていたのです。調べてみると思いの外広い平米数が新築とは比べものにならない値段で出ているのです。

R不動産等のヴィンテージマンションを扱うサイトも数年を迎え充実しつつあり、ブルースタジオのようなマンションリノベーションの会社も目にする機会が増えてきた時期です。増えてきたのは良いのですが、厳選せずにただの古いマンションをドカドカ載せるような適当なサイトも現れてきました。その手のヴィンテージマンションを扱うサイトにいくつか登録しとりあえず内見をできるだけすることを続けていました。

とにかくまずは活動圏にどういった物件があるのかを知り、ぼやっとしている生活スタイルを明確なイメージにしていくことから始めました。

中古物件となると、まあ色々と出てくるわけで正直ピンとくる物件はそう簡単には出てこないものです。それに中古物件は築年数が多ければすぐに資産価値は下がってしまうものなので、ここも注意しなくてはいけない点です。
じゃあ資産価値の下がらない物件とは?…よくいう話しですがやはり「駅近」です。確実にこれです。実際駅近物件は今でも下がらないですし、むしろ現在のほうが値上がりしているという現状です。

ライフスタイルと言えば、犬を飼っていたのでその当時新築の分譲マンションはペットブームというのもあり、比較的ペットOKやむしろペットが飼いやすい環境をアピールしていました。しかし、中古物件でそれも築年数がそれなりのしっかりしたマンションはペットがNGということが多々あったのでそれも物件探しが難航する理由の1つでした。

とにかく、気になる古いマンションを見つけてはネットで物件を調べたり、このときお付き合いのあったおんぼろ不動産の担当者にマンション名を伝えて出回ってない物件がないか調べてもらったりと、自分の足で探すというようなことをしていました。

そして契約破棄から1年が過ぎる2009年、とうとう出会いました。

中目黒を歩いていると、とある場所のマンションに小さな内見の看板が…。今から飛び込みで見られるかを聞き、OKとのことなのですぐに内見。マンション自体の状況は築年数が経っているものの重厚で立派な感じ大きな店舗も1Fに入っていたので大きな問題は無さそう。そして、売り出している部屋はというとその時点ではまだ物件サイトに載っていないもので持っている不動産屋が直で販売しているという状態。この内見で買い手がいなければ情報を流すという状況。

平米数は90平米を超える大きさで申し分なし、角部屋で日当たりもよく目黒川も見える階数。かなりリノベーションをしていたけど、そこのセンスは無視。どうせ間取りは変えてしまうので躯体位置関係や天井の状況だけチェック。
すぐに担当の不動産屋に建物と部屋の情報をチェックさせて特に問題なし。(何か事故物件とかそういうのも気になるので…)何人か検討中ということだったので、その日に手付け入れて見事ゲット!

駅まで徒歩数分で平米数も申し分なし。価格もこの地域を考えたらかなりお値打ち品。ローンも時営業なので若干苦労しましたが無事組むことが出来て、契約完了。

中目黒での生活をイメージしながら、次の段階リノベーションへと進みます。

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